家を建てる為の土地を既に持っているという幸運な方は、家をどこの会社で建てるかを悩むことになりますが、「これから土地探しをするぞ!」という方はまずは希望の土地の情報を集めることになると思います。
最終的には土地の金額との相談ということもありますが、まずは気に入った土地が見つけることができるかってすごく重要ですよね。
土地を探すときまず何をどの順番でするのがいいのか。私自身も「絶対のこの順番、この方法が正解!」という意見があるわけではありません。
ただ、私の経験からこの順番が良かったんではないかと思う内容についてお伝えします。家を建てた今だから思う順番。
- ネットの不動産情報
- 不動産会社での相談
- 自転車での希望物件ツアー
上記の順番を見て「当たり前でしょ」っと思う方も多いかと思いますが、実際に土地を探している時って時間がないような気がして焦ってしまうんです。十分に自分の中で考えることができない状況というのが正しいかもしれません。
ちなみに3は家を建てたい街が近くないとできないことですが、その場合は一度その土地に賃貸で住んでみてもいいかもしれませんね。多くの人にとって家の購入は一生に一度だけなので慎重にそして冷静になることが大切だと思います。
では、順番に説明させていただきます。
1.ネットの不動産情報
当然のように行うことですがネットでの情報収集です。
「〇〇市(区がある場合は区も検索ワードに入れてください) 土地」みたいな感じで。他にもいい検索ワードがあると思いますが、このワードで多くの情報を得ることができます。
いろんな不動産会社の情報を見ていると、どのサイトにも掲載されている土地もあるのですが、独自の情報を掲載しているホームページもあるのでチェックしてみてください。
ここでの目的は何かというと「相場観を知る」ということなんです。「土地の大きさ」と「金額」の比率。
同じ地域でも場所によって相場が違うんですよね。やっぱり交通の便がいい場所や人気の地域は高い。
この相場感を持っておくことが重要な理由は、2の不動産会社に行ったときに役立ちます。
ただ、このネットで情報を集める段階で建売の住宅情報も目に入ってくるんです。しかも素敵な感じの家。そんな家があったときは建売に切り替えることも選択肢の一つとして持っておくといいかと思います。
デザイナーズ住宅などの素敵なモデルハウスがあると自分の理想に家に出会う事もありますよね。
私もそういう家に何件も出会ってしまい悩んだ1人です。
2.不動産会社での相談
不動産会社は大手からその街に根付いた会社など様々です。一社だけでなく複数の会社に相談しにいくのがいいと思います。未公開の土地情報を持っている会社もあるかもしれませんから。
そして不動産会社を訪れるタイミングは朝一がおすすめです。この日は予定が盛りだくさんなので朝イチからスタートしてください。
不動産会社では担当からおすすめの物件を色々と紹介してくれます。この時に注意しないといけないことはただ一つ
「焦らないで!」
物件情報を見ているといい物件が多くて契約したくなるんです。「これは運命の出会いだ!」と思ってしまう出会いがあるんですよね。
営業担当の方も必ず「早い者勝ちなんで」って言うんです。(その通りなんですけどね)
ただ、今回の目的はあくまで「情報収集」なんです。契約することが目的ではありません。
(とはいえ本当に気に入ったんなら契約しても構いません。いい土地は上記で書いた営業担当のコメント通り「早い者勝ち」なので。ただ、私はこの後説明する3を試してからでもいいかと思います。)
不動産会社では自分が住みたい地域、金額を伝えるとそれにあった物件を紹介してくれますし、そのまま車で案内してくれることがほとんどだと思います。
そのときに忘れないでください。1で収集したその地域の相場感。土地の大きさは住宅建設地用に区画わりをされていることが多いですが、微妙に大きさが異なるので金額も様々です。
売主が決めることなので全ての物件で相場通りとはいきませんが、この目安がないと「なぜこんなに高いの?逆に安いの?」みたいなことが判断できないんですよね。
っとこんな感じで不動産会社をハシゴしてみます。次の不動産会社では新しいものだけ紹介してもらってください。
不動産会社を2件、3件回るともう夕方近くになると思います。何件か気に入った物件に出会えたんではないでしょうか。
色々な土地を見て説明を聞いてかなりの疲労度合いだと思うので、この後家に帰って、もしくは居酒屋でいっぱい飲みたいところなんですが、今日はもう1つすることが残っています。
それが3つ目の項目「自転車での希望物件ツアー」です。
3.自転車での希望物件ツアー
気に入った物件を自転車で回ってみてください。ただそれだけ。
ここまで読んで頂けたみなさんならお分かり頂けると思いますが、自転車で回る目的は「実際に住んでみた時の物件周辺イメージの確認」です。
不動産会社に案内してもらう時は車で物件を回るので実際の駅からの距離や周辺の状況が分からなかったりするんです。数字では徒歩何分とかの情報はありますが実際に自分で行くと感覚が違うことがあります。
その点、自転車であれば実際の生活で使用しますし、ゆっくり寄り道しながら回れるのでお店や公園の位置を確認することができます。レンタサイクルは今や色んなところにあるので利用することをお勧めします。
また、この時間であれば季節にもよりますが夕方や暗くなっているので、夜の物件の周辺の雰囲気を確認することができるので、自転車でぐるぐると物件ツアーをしてみるといいんではないでしょうか。
昼間の日当たりだけでなく夜の雰囲気や風の流れ方など確認できるのでおすすめです。
お疲れ様でした、これで長い1日のスケジュールは終了です。あとは帰ってどこがよかったかを考えるだけ。
でもこの日に見た物件に決めないといけないわけではないということを肝に銘じてください。
何度も書いていますが
「焦らないでください」
人生で一度の大きな買い物ですからゆっくり慎重に進めていきましょう!