住宅の購入を決めてその代金ってどうやって払いますか?一括で支払う人って本当にごくわずかだと思います。ほとんどの場合は住宅ローンを組みますよね。
建売の場合は建物と土地を同じタイミングで購入するのでローンの支払い開始時期って同じなんです。土地も建物も同じ時期に引き渡しが行われるので、自分の名義になるタイミングが同じなんですよね。
注文住宅の場合はというと土地を購入してから住宅を建てる住宅メーカーや工務店を検討することになります。
私は注文住宅だろうが建売だろうが住宅ローンって土地と建物を合わせた金額で組むと思っていたんですが、実は土地を決めてから家を建てる場合は土地と建物は別のローンとなり、支払い開始時期も異なるってしていますか?(違うこともあるかもしれませんが私の場合は上記の通りでした)
※ローンの審査自体は土地と建物の総額にて行われるので、「土地はローンを組めたけど建物分を組めなくて家を建てれなかった」っということはないと思います。土地だけ手に入っても仕方ないですから。
私はそういうことを知らなかったので少し焦りました。今から考えると当たり前なのかもしれませんが、注文住宅の場合は土地を引き渡してもらうタイミング(所有権が購入者となる)で支払いが開始(正確には利息分のみ支払いスタートするパターンや元本の支払いが開始するパターンがあるので別途確認ください)、この時には建物がないので当然、建物分の支払いは開始されません。建物が出来上がるまではその建物自体の所有権も住宅メーカーや工務店です。
建物が着工して建物が出来上がっていくわけですが、建築の進捗に応じて支払いが発生するんです。
よくあるパターンとして
①着工時に支払う費用
②上棟時に支払う費用
③完成後に支払う費用
普段の買い物の場合、ほとんどが前払いですよね?建売もそうですよね。でも注文住宅は違うんです。
一般的な住宅ローンでは全ての所有権が購入者に移った時点で金額が業者に支払われるので、所有権が建設会社にある段階では上記金額を全て自己資金で支払う必要があります。
しかもその金額は建築予定費用の数十%。結構な金額というか支払うだけの資金を持っている人はそれほどいない。少なくとも私は持っていませんでした。
それを可能にするのが「つなぎ融資」なんです。
「へーそうなんだ。それで何で焦ったの?」っと思う方もいると思いますが、「つなぎ融資」って、全ての金融機関にある制度ではないんです。
私が確認したタイミングでは低金利の住宅ローンを提供しているネット銀行では「つなぎ融資」をしてない銀行が結構ありました。
低金利で借りたい私としては非常に焦ったわけです。「えっ!予定していた金利で借りれないと総額が変わってしまうじゃないか!」っと。
なので私のように焦らないためにも注文住宅を考えている場合は「つなぎ融資」が可能な金融機関やそれと同じような借入方法などを調べておくことをお勧めします。