住宅を購入する際には一般的には住宅ローンを組むことが多いと思いますが、その時にほとんどの金融機関で入らないといけない団信(ダンシン)という生命保険があるんです。
「住宅購入で生命保険って何？」って思う方も多いと思います。
そもそも、生命保険ってよく分からないって場合が多いのではないでしょうか。
この記事では簡単に団信について紹介します。
「団信」ってそもそも何？
「団信」とは「団体信用生命保険」を略したものです。
生命保険ってそもそも何のために入っているかっというといろんな理由があると思いますが、「加入している自分が亡くなった時に「誰かにお金を残しておきたい」、「誰かの生活を守りたい」など様々だと思います。
団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者に万が一のことがあったときに、家族や家を守ることができる保険なんです。
ローンを組む際には家庭の収入源がご自身である場合は1人で組むことが多いと思います。また、パートナーと2人でローンを組む場合もあると思います。ローンを組んだ人がもし万が一亡くなってしまった場合、その家に一緒に住む家族や2人でローンを組んでいる場合は残された人が全て負担(返済を継続)しなければ、その家に住み続けることができません。
返済できるのであれば全く問題ないんですが、そういう人って本当に少数だと思います。
そういう時に加入していると安心なのが、「団信」なんです。
保証内容ってどんなものなの？
団信は一般的に、死亡など（基本は死亡時と高度障害状態時などですが、特約がついたものもあるので、ご自身が安心できるものを選択することが大切です。金融機関で推奨している保険があるので調べてみて下さい）により住宅ローン契約者が支払いできなくなった場合、生命保険会社が住宅ローン残高に相当する保険金を銀行に支払ってくれる仕組みとなっています。
団信に加入できるのは住宅ローンを借入れる場合、もしくは借換えをする際にのみなので十分に検討して加入することをお勧めします。
※住宅ローン借入れ後に加入することはできないと思いますがもしあれば教えて下さい。
保険料ってどのように支払うの？
団信の保険料は金融機関が負担します。ただ、多くの場合は団信の保険料相当額は住宅ローンの金利に含まれています。特約を付加する場合は年0～0.3％程度の金利が住宅ローンに上乗せされることが多いです。
ここで注意したいのはローン金利の0.3%って総額で見ると大きなインパクトがありますよ。
死亡や高度障害状態のみの特約なしであれば、金利の上乗せなしで加入可能なものが多い印象です。
特約で3大疾病や所定の身体障害状態、要介護状態なども保障内容とする特約を付ける場合は、金利が上乗せされます。
団信の保障内容を拡充すれば、毎月の支払額が増えますが、その分、充実した保障が受けられる。
保険なので万が一に備えるものです。
一番いいと思われるのは保険を使わないで元気に明るく生活していくことではないでしょうか。
なので特約をつけないという選択もあると思いますし、心配だから特約をつけて安心するということもあると思いますので、総合的に判断して加入してもらえれば幸いです。
なお、団信は生命保険なので通常の生命保険と同じで加入時には健康状態の告知をする必要があるので、もし万が一、条件を満たしていない場合は団信に加入できないのでご注意ください。
日頃から健康には注意していきましょう。
